2026年05月09日

スパムメールの差出人が実在する企業のアドレスだった

件名:【重要】令和8年度 住民税(第1期)納付のご案内

今はもう使わない Yahoo! のフリーメールアドレス宛に次のメールが届きました。

件名:【重要】令和8年度 住民税(第1期)納付のご案内

メインのメールアドレスでもこの手のメールは受信したことがなかったので、メールを開く前から迷惑メールだというのはわかっていました。

ですが、念のため開いてみて、めずらしく整ったメールだったので思わずじっくり見てしまいました。

どこかの市町村のフォーマットを模倣しているなら、どこの市町村だろう……きれいだなあ。

見やすいと、人って見てしまうものなんですね。

画像の続きでは、お決まりのURL導入になっていました。メールの全体画像は本文の最後に乗せておきます。

差出人が .co.jp ドメイン?

じっくり読んでいたところ、ふと、送信元に気づきました。

市役所 市民税課
<bizplay_staff@innovation.co.jp>

たいていのスパムメールは、送り主のアドレスがどこか引っかかるドメインだったりしますが、こちらは .co.jp ドメインです。

.co.jp ドメインは日本国内で登記された法人だけが取得できるものです。
私も法人ドメインの取得経験があるので、他のドメインのような簡単な手続きで取得できるものではないことは知っています。スパム業者が維持できるものではないはずです。

気になったので、「innovation.co.jp」を検索エンジンで調べてみました。

メールとは無関係の法人サイトへ

すると、日本の法人ウェブサイトを発見。

https://www.innovation.co.jp/

ウェブページを見る限り、しっかりと運営されている日本のグループ企業のようです。B2B向けサービスを多角的に展開されています。とてもスパムメールを送信する雰囲気に見えません。

もう少し調べてみると、次のページを見つけました。

2026.5.7 株式会社イノベーション - INNOVATION

どうやら公式も認知しており、何の関係もなく詐欺メールに利用されているようです。
なんてことだ、最悪すぎる……。

ちなみに、こちらのページの発信日は、私がメールを受信した日と同日の「2026.5.7」でした。 ゴールデンウィーク中ですが、対応がはやい。

詐欺メールにご注意を

といったところで、該当のメールは安心して迷惑メールボックスに葬り去ることができました。

それにしても、こんな罠があるとは……。
今回の一件は、今後のドメイン取得で思い出すことになりそうです。汎用的で魅力的なドメインは狙われやすいのかもしれませんね。

メールに思わず見入ってしまったこともあり、今回は注意喚起として思ったことを公開することにしました。有益な情報となっていれば何よりです。

【参考】メール全文

スパムメール全文

今気づきましたが、本文の終わりのメールアドレスは .lg.jp なんですね……。