2026年11月02日

WordPressサイトをHTML化、静的ウェブサイトとして公開してみた
放置していたWordPressサイトをHTML化して公開したときの簡単な作業メモ。

はじめに

2026年10月、PHPの深刻な脆弱性がアナウンスされたことで、緊急対応が必要となる事態が発生しました。

自分も対応に追われたのですが、そのなかで長年放置していたWordPressの個人サイトを発掘しました。ひとまずは全ページをHTML形式でダウンロードしてサーバー上から削除しました。

更新もしていないサイトなので、削除してそのまま終わりでもよかったのですが、記念に残しておこうと思い、すべてのページを静的化して公開しなおすことにしました。今回はそのときの作業メモです。

HTML形式でダウンロード

ウェブサイトを丸ごとローカルに保存するツールはむかしから存在しており、簡単に見つけることができると思います。最近はブラウザの拡張でもそうしたツールがあるみたいです。

そういうことで、私も、はるか昔にインストールしていた、いにしえのツールを使ってダウンロードしました(サポートが切れているのであえて紹介はしません)。

基本的な使い方はどのツールもだいたい同じだと勝手に思っていますが、私が使用したツールの場合は、ツール上でドメインを指定すると、ドメイン上のすべてのページを探索して、画像やCSSを含めて公開されている情報をまるごとダウンロードしてくれます。

ツールによってはローカルに最適化してくれる機能もあると思います。とはいえ、不要なWordPressのコードが残ったり、限界もあると思います。そこで次の作業です。

公開できる状態に整える

作業項目としてはざっくり以下のような感じでした。これからまた数年放置されることが予想されたため、少ししっかり掃除をしておきました。

  • コード整形(Prettier等、コード抽出を容易にするため)
  • wp-json関連の整理(ほぼ、そのままコード削除)とwp-jsonディレクトリの削除
  • RSSフィードの削除
  • ブログ内検索の削除
  • コメントフォームの削除
  • フォームなど、プラグインが提供する機能の確認と停止
  • CSSファイルの移動とwp-contentディレクトリの削除
  • WordPressが自動生成した不要なCSSやスクリプトの削除
  • .phpなどの拡張子が残っていないか確認
  • 動作しなくなった自前スクリプトの修正
  • .htaccessでURL制御
  • 404ページの作成
  • リンク切れチェック

自動生成のコードなど、よくわからないタグはどんどんAIに質問して、不要なものを削除していきます。「よくわからないコードを見つける」→「AIに確認する」→「削除or代替orそのまま」の手順を、コードの上に謎が残らないまで繰り返しました。正規表現も活用して一括で削除・置換をしていたので、こまめにコミットしておくように気をつけました。

ヘッダに埋め込まれていたタグをみるとWordPress 6.3.13とありました。2026年10月にリリースされているバージョンです。更新は10年以上止まっていますが、自動更新はされていたみたいでした。

無事に公開できました

あとはサーバーにアップロードして完了です。

ひたすら削除するだけの作業だったので、意外と簡単に済みました。
私の場合は、完全自作のテーマを使用していたので把握しやすかったですし、記事もテキストベース(超初期のテキストエディタ)で作成していたため、WordPressに依存した構造がそもそもあまりなく、比較的容易に済んだのかもしれないです。とはいえ、最近のWordPressを知らないのと、WordPressのバージョンにもよると思うので、実際のところはわかりません。

今回のPHPの件で、静的ページのポジションはより強固になり、個人サイトの淘汰は加速したと思います。今後もこのような変化は急展開で進んでいくと思うので、最新情報を追いながら、できるかぎりレガシーなものを取り残さないようにしていきたいところです。振り落とされないように、し、しがみつくぞ。